「人は見た目が100パーセント」というコミックが流行り、ドラマにもなりました。数年前には「人は見た目が9割」という本も話題になりました。
そこで、皆さんがよく誤解されるのは「やっぱり容姿がいちばんなの?美男美女じゃないとダメなの?」ということです。
確かに美男美女は、大勢の中でも目を引くという点で、圧倒的に優位です。注目してもらうための努力をしなくてよいのですから、その美はある意味才能です。
しかし、お見合いにおける「見た目」=「第一印象」とは、容姿の美醜ではありません。「親しみがもてるかどうか」「また会いたいかどうか」ということです。具体的には「自分と一緒にいる時に、よく笑い、楽しそう」という見た目が大事なのです。
まず第一に、清潔感のある服装は必須条件です。
お見合い、そしてその先にある結婚に対する意識の高さが服装に表れるのです。誰でも不潔な人と一緒に暮らしたいとは思いませんよね?
女性は比較的普段から身だしなみに気を遣う方が多いのですが、男性は頭髪やヒゲ、服装から靴の汚れに至るまで念入りに気を配ってください。体臭や口臭にも気をつけて!手入れしていないボサボサ眉毛、ましてや鼻毛なんて出ていたらアウトですよ!
もちろん、身だしなみも大切ですが、それはあくまでも最低限、のおはなし。身だしなみは、気をつけていて当たり前なのです。
そこで、第一印象のポイントをアップさせるのはその後の会話です。自分では会話は得意と思っていても、相手から好感を持たれない話し方はNGです。
会話の中で、好感度をアップするために大切なことは、
①笑顔
②相づち
③相手の仕草を真似る
この3つです!
では、具体的にどうすればよいか、ひとつずつ見ていきましょう。
【① 笑顔】
笑顔はその場を温かい雰囲気にしますし、相手も親しみがわきます。
生き生きと楽しそうに笑っている人とは、もっと一緒にいたいと思うし、もっと相手を知りたくなるし、自分のことももっと知ってほしくなりますよね。
【② 相づち】
心地よい相づちは、タイミングとリズム感が肝心です。「相手の話を聞いています」ということがわかるように、合いの手を入れる調子で頷きます。
間違っても「はいはいはい」「へぇ〜」「ふーん」「なるほどなるほど」などの相づちはダメですよ。「この人、私の話をきちんと聞いているの?」と不信感を抱かせてしまいます。
真剣に、真摯に話を聞き、タイミングを計って頷きましょう。
【③ 相手の仕草を真似る】
心理学で「ミラー効果」「同調効果」と呼ばれるものです。ミラー効果とは、簡単に言えば「無意識に好意を寄せている相手と同じ動作をとってしまう」こと。相手がコーヒーを飲んだら、自分もコーヒーを飲む。相手が窓の外を見たら、自分も窓の外を見る。相手が髪を触ったら、自分も髪を触る、などです。
これもタイミングが重要で、一歩遅れてさりげなく真似をするのです。これ見よがしはNGです。
会話にもミラー効果は活用できます。例えば、相手が「○○が好きなんですよ」と言ったら、「○○が好きなんですね」と復唱します。シンプルですが、相手はきちんと話を聞いてもらっている、という気持ちになります。
単なるオウム返しに慣れたら、ちょっと上級編。自分も知っているものの話題なら、例えば「○○のケーキは美味しいよね」と相手が言ったら、「美味しいですよね!私も大好きです!」と、ちょこっと自分もアピール。共感できるポイントが多いほど、親密さも格段にアップします。
ご成婚となる方の多くは、ご入会後1回目か2回目のお見合いで、結婚のお相手が決まっています。
何度お見合いしても上手くいかない方は、第一印象で失敗していることが多いのです。
第一印象が良いと、交際も短期間で急激に深めることができます。
清潔感と会話で第一印象をアップし、相手に「また会いたい」と思わせましょう!