「良禽択木」という四字熟語をご存じですか?
訓読みで「良禽(りょうきん)は木を択(えら)ぶ」と読み、鳥は止まる木を自分で選ぶことができますが、木の方は鳥を選んで止まらせることは出来ないという意味です。
孔子が孔文子の元を去る時に、木を国に、鳥を人材に例えて言ったといわれる言葉ですが、これは婚活にも言えることなのです。
お見合いで何よりも大切なことは、お相手から魅力的な人だと思ってもらうことです。
ぼーっと待っているだけの木では、素敵な鳥は止まってくれません。
自分を磨いて魅力的な木になり、一生の伴侶となる素敵な鳥に止まってもらいましょう!
さて、昨今巷にあふれる「自分磨き」という言葉ですが、たまに自分磨きを勘違いされている方がいらっしゃいます。
【勘違い自分磨き 〜女性編〜】
●エステやネイルアートに力を入れる
●派手な若づくりファッション
●フレンチ・イタリアンなどの凝った料理教室・ワイン教室
●お茶やお花、アロマテラピーなどのお稽古事
【勘違い自分磨き 〜男性編〜】
●体毛・眉毛、お肌のお手入れのやり過ぎ
●ジムで筋肉増強
●凝り過ぎた手料理
●雑学・ウンチク収集(そして得意気に披露)
これらの自分磨き、どこがトンチンカンなのかわかりますか?
そうです。どれも自己満足で、二人の結婚生活には直接関係のないものばかりです。
料理は一見メリットもありそうですが、必要なのは家計を考えた家庭料理。
予算度外視の凝り過ぎ料理は、そう毎日食べられるわけではありませんよね。
こんな自分磨きを魅力としてアピールされても、異性はどん引きです!
婚活における自分磨きは、自分本位ではいけません。
例えば、会話。
教養のある方の会話は、おもしろくて引き込まれますよね。その上、話し方も礼儀正しく上品で、さらに清潔感にあふれた人だったらいかがですか?
そう、その方をお断りする理由なんてないですよね。
自分の年齢や見た目を理由に最初から諦めている方がいらっしゃいますが、そんなことで悩む必要はまったくありません。
まずは、日々出来ることから始めましょう!
婚活を始めたその日から、男性も女性も胸を張って姿勢を正しましょう!
そして、礼儀作法やマナー、一般教養・常識を身につける努力を始めましょう。
もちろん、コミュニケーションスキルや気配り力もアップするように、日々勉強です。
身だしなみや言葉遣いに気を遣うことも大切ですね。
この自分磨きは、婚活ばかりでなく仕事でもきっと役立ちます。
始めない手はありませんよね。
あなたが魅力的な木になって、幸せの青い鳥とめぐり会えますように・・・